龍谷大学法学部 Ryukoku Access to Law and Politics

龍谷大学法学部
You, Challenger

法学部の先生・ゼミナールを紹介するHPを開設しました
~ 第4回は渡辺先生です ~

Introduction

このホームページでは、法学部の先生方やゼミ生に、学生広報スタッフLeD’sの学生からインタビュー等を行うことで、先生の人柄やゼミでの取り組み・雰囲気等を在学生や受験生に発信していきます。
第4回目は、渡辺先生にお話を伺いました。

1.渡辺先生ってどんな人?

Q1.渡辺先生は政治学を専門にされていますが、なぜ政治について研究しようと思ったのですか?

インタビューの様子1インタビューの様子1

「最初は法律の勉強をするつもりで法学部に入ったのですが、アルバイトをしながら山登りや旅行をしていて、ひと月ほどネパールに行ったことが一つのきっかけになりました。当時のネパールでは、日本で学生がアルバイトをして稼ぐ程度でも現地のお金持ちの人と同じような暮らしができてしまうほど、生活水準に格差があり、最初は喜んでいたのですが、数日いたら、「これってどうなんだろう」と思うようになりました。そういう世界各国の状況とか、日本の社会問題を見たり聞いたりしているうちに、その基にある「理不尽さ」や「不公正さ」はどこからくるのだろうという疑問が湧き、政治学に興味をもちました。それと、大学のゼミのグループ発表で北欧の社会保障のことを勉強したのも、その後の研究テーマを選ぶきっかけになりましたね。」

Q2.先ほどお話にも出たのですが、山登りや旅行がお好きなんですか?

趣味の登山楽しむ渡辺先生趣味の登山楽しむ渡辺先生

「見かけによらず、と言われるかもしれませんが、外に出るのは好きです。旅行や山登りもそうですし、一番の楽しみは魚釣りです。」

Q3.渡辺先生はどのような学生でしたか?またどのような学生時代を送られていましたか?

「基本的には部活中心でした。「ワンダーフォーゲル部」という、自然の中に入って歩き回るタイプの山登りの部に所属していて、アルバイトをして費用をためては山に行く、という生活でした。ただ、一方で、何か自分の視野を広げるような活動もしたいということで、ある先生に顧問をお願いし、友達や先輩と本を読む会をつくっていました。
また、山登りなどであちこちに出かけ、いろんなものを見てやろうという積極性はあったと思いますし、国内各地や他の国についても知りたいという気持ちがあったので、好奇心が旺盛な学生だったとは思います。
アルバイトもたくさんしました。家庭教師や塾講師のほうが効率はいいのですが、大学の4年間は、ものを売る仕事や、引っ越しの作業とか、自分の向き不向きを確認するためにも、いろんなアルバイトをしました。社会勉強にもなりましたしね。」

Q4.最近のマイブームは何かありますか?

「仕事以外では、魚釣りのことを考えている時間が多いと思います。10年くらい鮎だけを追いかけていた時期もありましたが、いまは海に行くことが多いです。魚釣りという趣味は、魚の種類と釣り方を変えれば、ほとんど無限に楽しめます。料理して食べるのも好きなので、そのために釣りに行くこともあります。例えば、オイルサーディンを作るためにイワシを取りに行くとか。最高の状態で持ち帰るために、釣ったらすぐ塩分を調整した氷水にいれます(笑)。
あとは、時間があれば、映画も見ますね。ゼミの教材に使ったりもします。」

Q4.どのような映画を観られるのですか?

インタビューの様子2インタビューの様子2

「どちらかというと、いわゆるミニシアター系でマイナーなものを観ています。小さい映画館の情報をわりとよくチェックしていて、外国映画も含めて、ドキュメンタリーや、スポーツや音楽関連の伝記映画とかも観ます。最近だと、ジャニス・ジョプリンという歌手の記録映画がよかったですね。」

2.渡辺ゼミってどんなゼミ?

研究室の様子 研究室の様子

Q1.渡辺ゼミでは、本の要約や書評を行っていると聞いたのですが、現在は具体的にどのような活動をおこなっていますか?

まず、ゼミは「練習の場」で、みんながそれぞれに自分の力を磨くところだと思っています。ただ、一人ではできないこともあり、例えば今の2回生のゼミでは、いずれ自分たちでテーマを見つけてグループ報告や個人研究に進んでもらう前提で、最初の半年は、社会科学のものの見方や考え方を共有するために「読んで、考えて、書く」という基礎づくりに取り組みました。短めの文章をしっかりと読み、それについてきちんと書くことができるようになってほしいと思いながら、テキストを選び、提出された課題についてはすべて添削しています。
これまでのゼミ生の研究テーマは、僕の専門との関係もあって、政治学の中でも、選挙や政党など民主政治の基本的な枠組みに関することや、教育・福祉・労働など生活関連の政策に関わるものが多くなっていますが、できるだけ参加者の興味・関心を尊重するようにはしています。
その他にも、上回生を含めて、半年に1回くらいのペースで映画を題材にして考える授業を行っていますし、今はまだ実現できていませんが、講師を呼んだり、自分たちが外へ出かけていったりということもしてみたいですね。」

Q2.渡辺ゼミにはどんな学生がいますか?

「僕はまだ龍谷大学へきて4年目で、1年目、2年目は人があまり集まらなかったのですが、3年目、4年目になるとゼミ生も増えてきて、今は3回生が10人、2回生が16人います。慎重な人から大胆な人、全体の調和を重視する人もいれば個人の意見を強く主張する人もいるし、本当に色んなタイプの人がいますね。」

Q3.渡辺ゼミで身につけてほしいことは何ですか?

「読んだり聞いたりしたことについて、論理的に考え、それを言葉や文章にして相手にしっかり伝えることができる、という力を身につけてほしいですね。法学部で社会科学を学び、社会へ出ていく人たちは、役所や企業などどこで働くにしても、言われたことだけをこなすのではなく、その組織や部署をどう動かしていくか、ということも考えなければならない立場になります。そのときに、状況を正しく判断したり、他の人と協力して解決策を考えたりする、といった力が必要になります。ですから、政治学に関する知識はもちろんですが、卒業した後のことも重視して、自ら考える力を身につけてもらうことが目標ですね。」

Q4.最後に学生に向けて一言お願いします。

「文学や心理学などの人文科学が人の心の動きを見るのに対し、法律学や政治学といった社会科学は人が集まった社会の動きを見る、と対比されることがありますが、実際には社会科学を学ぶにあたっても「他者への想像力」が不可欠です。学生のみなさんの中には、自身の立場や感覚だけで善悪などを判断しようとする人が多いのですが、自分とは立場を異にする人がいるということをふまえて、その人たちの境遇への想像力をはたらかせてほしいし、そういう人たちの存在を知る努力をしてほしいと思います。」

3.インタビューを終えて

物静かで知的な印象の先生でしたが、アウトドアが好きな一面もあったり、また、学生一人一人をよく見てくれている先生なのだと感じました。初めて研究室にお邪魔して緊張しましたが、和やかな雰囲気でインタビューをすることができました。いずれまた、他の政治系ゼミの先生にもお話をうかがうことになりますので、ご期待ください。
次回の更新をお楽しみに。

【取材・記事】
法学部学生広報スタッフ LeD's
古 太恵人(法学部2年)
石田 聡子(法学部2年)

このページのトップへ戻る