龍谷大学法学部 Ryukoku Access to Law and Politics

龍谷大学法学部
You, Challenger

福島 至先生

法学部の先生・ゼミナールを紹介するHPを開設しました
~ 第10回は福島先生です ~

Introduction

このホームページでは、法学部の先生方やゼミ生に、学生広報スタッフLeD’sの学生からインタビュー等を行うことで、先生の人柄やゼミでの取り組み・雰囲気等を在学生や受験生に発信していきます。
第10回目は、福島先生にお話を伺いました。

1.福島先生ってどんな人?

Q1.福島先生はどのような学生時代でしたか?

インタビューの様子1インタビューの様子1

私は元々、法学部ではなくて工学部応用化学科に入学しました。祖父や父をはじめ親戚の多くが工学系研究者であったこともあり、深く考えることなく、工学部に入ってしまいました。

高校生のころから、ベトナム戦争などで人権についていろいろ考えることがあったので、もともと法学部に興味はありました。しかし、周りに工学部出身者が多くて、そこに進むのが普通なのかなぁと思い、工学部に入学してしまいました。ところが大学に入ったら、授業に出ることはあまりありませんでした。というのも、当時は大学紛争の影響がまだ色濃く残っており、学生が沖縄返還反対のストライキをするなどして、入学してすぐの6月くらいから授業がなくなってしまいました。暇だったので、つい友だちと麻雀に明け暮れていましたね(笑)。一言でいえば不真面目な学生でしたが、授業がなかったんで仕方ないんです。

そんな授業がない中で、工学部生でも社会問題に関心を持ち、時々集まっては自主的に討論したりしていましたね。当時、我々工学部生にとって身近な社会問題は、「公害問題」でした。応用化学工学科の学生は、こういった公害問題を起こしている化学企業に就職するが通例でした。私自身、結局そういのは嫌だなぁと考えて卒業後就職せず、元々興味もあった法学へ進みました。法学部と工学部で、「方向」違いのオチまであるんですよ(笑)。

Q2.なぜ刑事訴訟法を専門にされたのですか?

法学部に入って、3回生のときは行政法のゼミに、4回生のときは労働法、刑事訴訟法、民法のゼミへ入りました。いろいろなことに関心があるオールラウンドプレイヤーと言えば格好いいですが、まぁ簡単に言うと、浮気者なわけです(笑)。民法ゼミを担当してくださった広中俊雄先生が法社会学者でもあり、警察の研究で有名な方でした。その影響もあり、警察官の人権侵害を研究したいと考え、刑事訴訟法を勉強したいと思うようになりました。

しかし、大学院には労働法を専門として進みました。労働法が私法学の範疇だったので、私は私法学専攻の院生として労働法を学びました。そこで、例の浮気者根性から、「やっぱり違うな、刑事訴訟法のほうがやりたいな」と感じ、私法学専攻の院生のまま修論も刑事訴訟法で書きました。

Q3.趣味は何ですか?

インタビューの様子2インタビューの様子2

詩をうたうことですね。おめでたいときによくうたいます。母親がそういうことをやっていたこともありますし、私は声が非常によく通るので。あとは楽しみという点では海外旅行をして各地のお酒を飲むことです。今までは30数か国行きましたが、スペイン、ポルトガル、イタリアはご飯もお酒もおいしいのでまた行きたいですね。最近は新しい国へ行くのなら、日本の温泉でのんびりしたいなとも思います。イギリスは、ご飯がおいしくないですが、なぜかまた行きたいという気持ちになる不思議な国ですね。

Q4.先生は大のお酒好きとして有名ですが、何がお好きですか?

今はワインですね。日本のワインは酸化防止剤が入っているため、海外のもののほうが飲みやすく、好きですね。ワインを好きになったきっかけは、外国でみんながワインを飲んでいたからです。だからヨーロッパのほうへ旅行して帰る際は、免税限度ぎりぎりまでワインを買って帰り、酸化しないうちにすぐ飲みます。

2.福島ゼミってどんなゼミ?

Q1.どんな学生が集まっておられますか?

相対的に女性が多く、積極的な学生が多いゼミです。ゼミが始まる2回生の4セメスターでは主に模擬裁判、3回生では冤罪事件の研究をし、刑事法系ゼミ討論会にも参加します。4回生でゼミ旅行と卒論があります。福島ゼミは4セメスターに、ほぼ丸々かけて模擬裁判に力を入れていたり、グループ活動が多いことが特徴です。私自身は、このゼミ活動を通じて法学部性としてあるべき「社会問題について常に関心を持ち、その解決方法を自分で考え人に論理的に伝えることができる」という能力を身に着けてほしいと考えています。

Q2.なぜ模擬裁判に力を入れておられるのですか?

他の科目も例外ではありませんが、刑事訴訟法はゼミが講義より先に始まっちゃうんですよね。民法、憲法の講義は1セメスター、2セメスターから始まるのに、刑事訴訟法の講義は5セメスターから始まります。しかし、ゼミは4セメスターから始まります。ゼミに入ってくる学生たちは、講義をちゃんと受けていないうちに入ってくることになります。いきなり本格的な刑事訴訟法の勉強に入ってしまうと、ゼミ活動に困難が生じてしまうんです。そこで、模擬裁判のシナリオ作成に取り組んでもらい、起訴状朗読から判決言い渡しまでを自分たちで作りこみます。自分たちで調べて、そこで手続きの流れを理解してもらうという目的があります。

Q3.「ここは他のゼミには負けないぞ」という点があれば教えてください。

人数が多いと発言する人が限られて、全員参加ができなくなります。しかしグループになるとみんなが積極的になります。例えば、模擬裁判をするにあたって1班4人程度のグループを4つ作るんですが、そこで交流を深めてもらいます。元々仲が良い人とばかりずっと一緒にいたり、仲間はずれができないように、グループでの交流を通じてゼミ全体の親交を深めてくれたらなぁ、と思います。人前で話すことに抵抗がない学生もいれば、話すことが苦手でも小道具を作ったり、シナリオを作るのが得意な学生もいます。チームで補い合いながら裁判を行ってほしいと思います。このようにグループワークを自主的に行うことで、しゃべらない人がいなくなり、積極的に取り組み人が多くなるんだと思います。

Q4.最後に学生に向けて何かメッセージがあればお願いします。

インタビューの様子3インタビューの様子3

最初にも話しましたが、法学部生の「社会問題について常に関心を持ち、その解決方法を自分で考え、人に論理的に伝えることができる」という能力を身に着け、伸ばしていってほしいなと思います。どこの仕事に就いたとしても、法律の力を身につけて卒業してほしいです。

3.インタビューを終えて

インタビューの時は、フランクな感じでお話を聞かせていただき、とても貴重な時間を過ごすことができました。また、学生と福島先生の距離間の良さをお見受けできました。インタビュー後には研究室に入らせていただき、学生に対しても気配りをしてくださいました。今回のインタビューを通して福島先生の人気の理由が理解できました。
次回の更新もお楽しみに。

【取材・記事】
法学部学生広報スタッフ LeD's
井筒 仁望(法学部2回生)
前田 祐希(法学部2回生)
木南 和愛(法学部2回生)
尾花 由理(法学部1回生)
松田 涼太(法学部1回生)

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