参考文献の書き方
このサイトは浜中が担当する「基礎演習」「法政入門演習」「演習I」「演習II」の履修者向けに書かれている。
演習科目を担当すると、学生のレジュメを頻繁に受け取ることになる。
そして演習の初めの頃だと、学生のレジュメに記された参考文献の書き方がまちまちであり、全く作法に則していない。
それで繰り返し指導するのだが、全く改まらないこともしばしばあり、いい加減業を煮やしている。
私の演習科目に出ている学生は、レジュメを提出する前に一度、下記の表記法を熟読して自分の参考文献の書き方が作法通りかどうか、確認すること。
図書(日本語・単著)の場合
著者名. 発行年.『書名』出版社名.の順である。例: 浜中新吾. 2002.『パレスチナの政治文化』大学教育出版.
図書(日本語・共著)の場合
著者名を「・」(中黒)で区切って書く。例: 浜中新吾・青山弘之・岡豊. 2020.『中東諸国民の国際秩序観』晃洋書房.
学術論文(日本語)の場合
著者名. 発行年.「論文名」『雑誌名』巻号: ページ数. 例:山尾大・浜中新吾. 2020.「ポスト紛争社会の政治動員と投票率の関係」『アジア経済』61(3):
2-27.
図書収録論文(日本語)の場合
著者名. 発行年.「論文名(章のタイトル)」図書の編著者名.『書名』出版社名, ページ数.
例:浜中新吾. 2019.「イスラーム主義政党支持者の「穏健化」」岡豊・溝渕正季編『「アラブの春」以後のイスラーム主義運動』ミネルヴァ書房, 29-46.
インターネット上の文書(日本語)の場合
著者名「記事名」URL (アクセス日). 例:外務省「イスラエル国」https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/israel/index.html (2020年10月15日アクセス).
日本語の場合、本のタイトルは二重カギ括弧(『』)、論文や章のタイトルはカギ括弧(「」)と覚えておくとよい。
文献の並べ順(日本語):日本語の文献は「著者名のあいうえお順」に並べる。
浜中ゼミナール(「演習I」「演習II」)では英語文献を扱うことも多い。なので英語文献の場合も作法を示しておく。
図書(英語)の場合
author. Year. Title.
Place: Publisher. の順である。 例:Hamanaka, Shingo, Hiroyuki
Aoyama, and Yutaka Takaoka. 2024. World Order from the People’s Perspective in the Middle East.
Singapore: Springer.
学術論文(英語)の場合
author, Year. “Title.” Journal. number: page.の順である。例:Hamanaka, Shingo.
2020. “The Role of Digital Media in the 2011 Egyptian
Revolution.” Democratization 27(5): 777-796.
図書収録論文(英語)の場合
author, Year. “Title” In editor. Book Title. Place:
Publisher, page.の順である。 例: Hamanaka, Shingo. 2025. “Anger, Anxiety, and the Star of David.” In
A. Nishikida et.al. eds. “Fragile Stability” as a Political Background of October 7.
Singapore: Springer, 87-109.
英語の場合、本のタイトルはイタリック、論文や章のタイトルは引用符(“”)を使うと覚えておくとよい。
文献の並べ順(英語):英語の文献は日本語文献とは別にして「著者名のアルファベット順」に並べる。