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Graduate School of Law

法学研究科

研究科長メッセージ

法学研究科長

法学研究科は、「世界と地域で活躍し、共生(ともいき)の社会を担う、人権感覚に溢れた研究者および専門職業人の養成を目的」として、約半世紀にわたって教育活動を展開しています。法学研究科は、法学・政治学に関する純粋に学問研究としてのアプローチが可能であることのほか、社会経験の中で醸成されたさまざまな問題意識を踏まえ、これを法学・政治学などの多くの視点から、解決に結び付くヒントを得られることが大きな魅力です。

法学研究科で学ぶ意義とその魅力について、社会人向け夜間大学院に通学した私の経験も踏まえて説明します。

1つ目は、多角的に物事を見る視点です。私は、古典芸能の「能」を観ます。多くの人は、退屈なものと思うでしょう。ところが、構成する要素を分解すると、違った見方ができます。①詞章の言葉としての美しさ、②装束の色彩や形の美しさとデザインの斬新さ、③所作や仕舞の美しさ、④囃子の音楽としての壮大さ、⑤観る者の想像力を活用した演出、等々です。みなさんが直面する課題や問題意識を多くの視点から分解して観察するとき、アプローチの方法やその深さ、解決に至るまでの道筋は違ってきます。多くの教員や院生との交流を通して、そのような研究を実現できるのが法学研究科の魅力です。

2つ目は、歴史的な視点です。わが国の法制度の淵源はローマ法にまで遡ります。商法596条が規定する場屋営業者の責任に関する規定がその具体例の一つです。数千年の時を隔てて、古代ローマから現在のわが国に継受されたこの規定の意味を考えるとき、時空を超えた人間の営みの普遍性と共通性に思い至ります。同種・同根の問題が、他の領域では古くから別の観点に立って議論され、研究されているということもあります。

このように、特定の研究領域にとどまらない深くて広い問題関心に基づいて、学内・学外での幅広い交流を通して新たな着眼点を発見し、日々、達成感を味わえる場が、法学研究科です。多くのみなさんと、ともに学ぶことができることを願っています。

法学研究科長
神吉 正三

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