厚労省のホームページを訪れると,厚労省が重要だと考える6つのテーマがタイル状に並んでいます。そのなかに「『働き方改革』の実現に向けて」というテーマがあります。それをクリックすると,当該テーマのホームページに飛びます。そこにはこんなことが書いてあります。
いま日本社会は「投資やイノベーションによる生産性向上とともに,就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題」となっています。「働き方改革」は,この課題の解決のため,働く方の置かれた個々の事情に応じ,多様な働き方を選択できる社会を実現し,働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。
政府の認識では,どうやら今は「多様な働き方を選択できる社会」ではないようです。とすると,論理的にはそれを阻むものが現代日本社会には存在しているということになりそうです。「えー,ほんと?」「確かにそうだ」等,いろいろな反応があるでしょう。
そんなことをきっかけに,働くことをめぐるさまざまな問題とその解決策を,地域,歴史,そして未来を展望しつつ,調査し,考える機会となればいいのではと思っています。
いやあ,全然具体的イメージわきませんね。すいません。労働法を専門にしているので,とりあえず書けるテーマとして「働き方」を選んでみました。とはいえ,実際にアクティブリサーチするのはみなさんです。以上の話にこだわらず,これはと思うことがらを出し合いながら進めたいと思います。