法学部生が履修すべき科目は、大きく専攻科目と教養教育科目に分けられます。
法学・政治学の専攻科目は基礎的・導入的な科目から専門性の高い科目まで段階的に学べるように配置されています。まず、いろいろな入門的科目で法学・政治学各分野の大きな見取り図を作ると同時に、法や政治が現実の諸問題にどのようにかかわっているのか、具体的な事例などを通して学びます。そのなかで、法学・政治学を学ぶ楽しさや、厳しさを味わうこともできるでしょう。その後、法学・政治学各分野の基本的な科目を学び、3年生くらいからはかなり専門性の高い科目も含めて多様な科目のなかから履修することができるようになります。このような段階的履修のなかで、リーガルマインドを育て、人権感覚を磨いていきましょう。
憲法I・II、民法I~V、刑法I・II、商法I~IV、民事訴訟法I~III、刑事訴訟法I・II、法律実務論、司法実務特別講義、ワークショップ司法実務、法律事務実務I~IV、政治学原論、日本政治史、行政学、地方自治論、マスコミ論I・II、国際政治論、アメリカ政治論、ヨーロッパ政治論、アジア政治論、中国政治論、アフリカ政治論、法政アクティブリサーチ
社会の問題を敏感に感じ取り、的確に分析して解決の道を探るためには幅広い教養が不可欠です。龍谷大学では、多様な分野の教養教育科目を提供していますので是非関心を広げて履修してください。教養教育科目は、仏教の思想、外国語および教養科目に分けられます。このうち教養科目の履修については一定の科目群を系統だって履修するプログラム方式をとっていますので、一定分野についての相当充実した学習が可能です。
英語I~III、ドイツ語I~III、フランス語I~III、中国語I~III、スペイン語I~III、ポルトガル語I~III、ロシア語I~III、コリア語I~III、ラテン語、ギリシア語、心理学、哲学、国際社会論、環境と社会、里山学、人権論、平和学、ジェンダー論、論理学、数学の世界、現代世界の歴史、芸術の世界、宇宙の科学I
法学部では、コース制が採用されており、自由に法学・政治学の科目・コース・ゼミナールを選択することができるようになっています。このため、どの科目を履修し、どのコースやゼミナールに所属すれば、自分の目標が達成できるかが必ずしも明確でない場合があるかもしれません。そこで、コース制等を採用して、各自が、その目標に向かって系統的に学修できるようなシステムを整えています。
法学部の学生は、2年生の後期から、法学部内コース(司法特修コース・行政公務特修コース・犯罪・刑罰と法・政策コース・消費者と企業の法コース・ライフデザインと法コース・公共空間のガバナンスコース・グローバル法政コース・正義・自由・平等コース)もしくは学部共通コース(国際関係コース・英語コミュニケーションコース・スポーツサイエンスコース・環境サイエンスコースがある)のいずれか1つに所属します。
難関試験に合格し、法曹(裁判官・検察官・弁護士)や公務員として活躍するための能力を鍛えます。
法科大学院入試や司法試験の合格に必要な法知識を実践的に学びます。法曹として活躍するために必要な基礎的能力やリーガルマインドが身につきます。
国家公務員(総合職・一般職・専門職)や地方公務員(上級職)などの難関公務員志望者のためのコースです。公務員試験への対応だけでなく、公務員としての資質が身につきます
現代社会の重要問題について深い学びを行い、コースで学んだ成果に対して大学から修了認定証が交付されます。
犯罪・非行・刑罰等に関する諸問題を主に刑事法学の観点から学びます。犯罪や非行を予防するための政策や適正な刑罰のあり方などについて、多様な視点で深く学びます。
消費者保護や企業活動に関する諸問題を消費者法と企業法の観点から多面的に学びます。環境・デジタル・国際化などの現代的課題も視野に入れた深い学びを行います。
法学・政治学に関する多様な学びの中から、自分なりの重点を決めて学修をすすめます。龍谷大学法学部ならではの特色ある多様なコースがそろっています。
個人がさまざまな場面(家族・友人・地域・職場など)で出会う諸問題について、法による解決のあり方を学び、法による公正な社会の実現を目指します。
国や地方自治体における政策決定・適正なガバナンスについて、公法・政治学・行政学などの観点から学びます。民主主義社会の発展に参画するための能力を養います。
環境・平和・移民といった地球規模の課題をグローバルな視野で学びます。国際政治学や国際法の学びを通じて、国内外の諸問題を多面的に分析する力を身につけます。
法学・政治学の理念である正義・自由・平等について、憲法学・法哲学・政治哲学・歴史学などを通じて多面的に学び、現代社会の諸問題の解決について考えます。