- 教員氏名
- 後藤 彰子(ごとう あきこ) 講師
専門分野は会社法です。ディベートを通して勉強に励む一方で、課外活動が多くある商法ゼミに参加したことがきっかけで、会社法に深い興味を持つようになりました。
会社法は経済を支える会社の運営を規律する法律です。とりわけ、株主や債権者といった利害関係者の利害調整の規律に関して、そのルール整備の難しさを感じる一方、どのようなルールが一番妥当なのかを検討する過程が非常に面白いと感じます。
出身大学では早期卒業して大学院に進学するという進路が確立されていたため、私も早期卒業して院に進むことを決めました。大学院で勉強している際に、研究職を目指すか、企業法務に進むかを検討し、研究職としての道を選びました。
商法・会社法のテーマについて、ディベートをメインで行います。ゼミ生同士で協力して報告する内容を作成し、ディベートを行うことで、商法・会社法への理解を深めます。また、ディベートの中で発表・質疑応答を行うことで、社会に出ても役立つプレゼン力・発言力を養います。ゼミ生同士の交流も大事にしたいと考えているため、定期的に交流する機会を設けます。
好きなワイン:邪道な甘口ワインが好きです。特に、Rheinhessen Dornfelder Dienheimer Schlossなどが好みです。
法学部では、様々な講義で法的な思考プロセスを学んでください。その法律の趣旨、条文規定、その解釈、実際の事例への当てはめ、結論という思考回路を得ると、法律問題以外の問題についても、根拠と妥当性を伴って思考することができる能力を得ることができます。それとともに、法律も完璧ではないことを常に意識してください。実際に法律が社会でどのように機能しているのか、その法律で本当に良いのか考えるプロセスは、社会の問題を深く理解することにつながります。