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Faculty of Law

法学部

本多 滝夫

本多 滝夫
教員氏名
本多 滝夫(ほんだ たきお) 教授

ご自身の専門分野と、その分野を選んだきっかけを教えてください。

行政法
直接のきっかけは、学部生のときに選択したゼミが行政法の演習だったこと。
もともと国家権力の濫用に対する統制に関心があったところ、民主主義の観点から行政法学はそれを可能とする法律学だと考えたから。

専門分野の面白さを教えてください。

法律が憲法違反だから当該行政措置は違法だとの主張を日本の裁判所は認めないことが多いけれども、行政法令を憲法適合的に解釈したうえでその法令に照らして当該行政の措置は違法だとの主張であれば裁判所はそれを認めることがあるというところに、憲法学に劣らない、法律学としての行政法学の面白さがある。

大学教員になろうと思ったきっかけを教えてください。

将来のことを考えながら4回生の夏休みに自分の本棚を眺めていたところ、まだ読んでいない行政法の教科書、論文集があり、これをきちんと理解したい、自分なりの言葉で語りたい、そのために大学にもう少しいたいと思ったことが直接のきっかけでした。

先生のゼミに入ったらどのような活動を行うことができますか。

ゼミでの学習スタイルは基本的には座学です。特色としては、実際に行政法関連の事件に行って、裁判ではこういう判決になったけど、その判決が正しかったのか、なぜその判決に至ったかを現場の状況に照らし合わせて考えるといった、いわゆるアクティブラーニングのようなことをしています。

好きな〇〇

好きな本 井上ひさし『吉里吉里人』
好きなフレーズ 「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」
好きな声優 戸松遥

法学部の学生や、これから法学部を目指す人にメッセージをお願いします。

法律学を学ぶことで、「想像」する力と「共感」する力を身に付けてください。例えば弁護士は、原告の側に立つのか、被告の側に立つのかで、主張が変わります。状況に応じて主張を変えられるのは、「想像」する力と「共感」する力があるからです。こうした力は、これからの持続性ある、共生社会を作っていくためには必要とされるものです。

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