明清時代の白話小説としては、『三国志演義』・『水滸伝』・『西遊記』・『紅楼夢』などが有名ですが、ほかにも非常にたくさんの作品があります。個々の作品のストーリーを追うこと自体も楽しいですが、何より魅力的なのは、作品を通して、私たちが生きている社会とは異なる社会の存在を生き生きと感じ取れることです。また白話小説は多くの場合、過去の史実や物語の蓄積の上に成り立っており、そうした背景をたどることは難しくもあり、奥深くもあります。

大学生の頃は、卒業したらすぐに就職するつもりでいました。ただ、勉強が面白くなって大学院へ進み、そこで長い時間を過ごすうちに、今後も研究を続けることができ、さらに自分の知識を人のために役立てられる職業として、教員になれたらと思うようになりました。

好きな動物　犬／好きな歌人　葛原妙子

大学にいる間に、一つ以上の外国語を選んで、一生懸命取り組んでみてください。ネイティブ並みにならなくても、簡単な会話を交わせたり、ニュースが読めるようになれば、自国の言葉や文化、社会を相対化して眺めることができるようになり、視野が大きく広がるはずです。