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Faculty of Law

法学部

松尾 秀哉

松尾 秀哉
教員氏名
松尾 秀哉(まつお ひでや) 教授

ご自身の専門分野と、その分野を選んだきっかけを教えてください。

ヨーロッパ政治(政治学には漠然とした関心が大学入学時からありました。また、色々な研究蓄積のある大国よりも、誰も触れていない小国が気になっていたことは確かですが、大学卒業後働いて、ベルギーという多言語国家のことを知ったのが具体的にヨーロッパ政治を研究対象とするきっかけになりました)

専門分野の面白さを教えてください。

大国のなかで振り回され、その中で生き延びてきた歴史を抱えており、私たちがよく聞く「民主主義」概念とは異なる形の「民主主義」、「国民国家」概念とは異なる形の「国民国家」を形成している、といった「逆説」に富んでいる点。「政治」が、人の思ったようには動いていかないこと、単純ではなく、簡単に解決できるようなものではないことを思い知ることができる。

大学教員になろうと思ったきっかけを教えてください。

大学卒業後サラリーマンを長く経験してから大学院に入り直したんですが、その後しばらくは仲間、恩師のおかげで研究や勉強が楽しかったです。そのおかげで続けることができたし、継続の結果、大学の先生になったという気がしています。恩師や仲間のおかげ。でも民間のサラリーマンが嫌だったわけではなく、今でも僕の行動原理は民間企業向きだなと思うことも多いです。

先生のゼミに入ったらどのような活動を行うことができますか。

基本的には自主性に任せると思っています。ただし近年は社会の変化を感じており、チームワークを要求するようになりました。また、大学内ではなく、他大学との交流を大切にしています。いずれは社会に出て、組織の中で、見ず知らずの人といきなりチームを組まなければならない。居心地のいい場所でずっとヌクヌクしているわけにはいかないので。

好きな〇〇

好きな本:下村湖人『次郎物語』
音楽:マイケル・シェンカー、レッド・ツェッペリン、ローリング・ストーンズ、早見優
動物:こねこ、こいぬ、こぐま

法学部の学生や、これから法学部を目指す人にメッセージをお願いします。

どうして私たちはすぐ争いあうのだろうか、戦争はなくならないのだろうか。そうした悲しい現実に、様々なアプローチがあることを法学部の科目は教えてくれます。でも、答えは教えてくれません。それは自分で考えること。つまり、色々な事例から、色々なアプローチを学び考え「自主性」を育てる学部なのだと思います。今までの殻を破って、一歩進んでみたいという思いをもって、法学部の門を叩いてください。

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